ついにiTunesから卒業した。正確にはもうiTunesという名前ではなく「ミュージック」だけど。Windows版のiTunesがリリースされた2003年から使ってたので、23年ぶりの乗換だ。
iTunesの前はWindows Media PlayerとWinampを併用してた。Macに憧れるWindowsユーザーだったので、WinampのスキンをMac風にして使っていたし、Windows版iTunesが出たらすぐに使い始めた。その後iPodを買い、大学生になってからはパソコンもMacに乗り換えたのでずっとiTunesを使っていた。
Spotifyに課金し始めてからiTunesの出番は減ったけど、Spotifyでは聞けない曲も大量にあるのでiTunesはずっと併用してた。Apple MusicじゃなくてSpotifyを選んだのは、なんとなくSpotifyのほうが印象が良かったのもあるけど、Apple Musicは既存のiTunesライブラリをめちゃくちゃにするっていう昔聞いた話が頭に残ってたからだった。

しかし、ずいぶん前からAppleはiTunes(ミュージック)に全く興味がなさそうだし、iTunesを使い続けている最大の理由であるカラムブラウザUIはデフォルト非表示になって久しい。Macを乗り換えてiTunesの設定をいじるたびに、老人だなぁ……と少し悲しい気分になる。でもやっぱカラムブラウザ良くない?
iPod, iPhone, Mac, Apple Watch, iPadと順調にApple製品を買い足してエコシステムに沈んできたけど、最近はワクワクするようなものも減ってきたし、たけぇ。いまやApple製品に限らず全てが高いが。乗り換えしやすいようにiTunesとiPhoto(これもだいぶ前に「写真」になった)からは早めに脱却しなきゃな〜と何年か前からぼんやり考えていた。
2024年にクラシック専用のApple Music Classicalがリリースされて評判も良かったので、そろそろApple Musicも併用するかな〜と思って調べてみたら、iTunesのライブラリがおかしくなる問題はいまだに解決してないらしい。マジかよ。

というわけでiTunesとさよならすることを決意した。
最初はいい感じのGUIアプリを探していたが、なかなか気に入るものが見つからない。ChatGPTに相談したらbeets + Navidrome の併用を提案された。beetsは楽曲ライブラリ管理用のCLIで、Navidromeはセルフホストできる音楽ストリーミングサーバーらしい。NavidromeのAPI(Subsonic API)に対応したアプリは色々あるし、気に入るものがないなら自分で作ることもできる。自分で適当にググってたらたどり着けなかった気がする。ありがとうチャッピー。
早速beetsにライブラリを移行してみた。とりあえずできたけど、結構な量の楽曲情報が間違ってる。どんだけ間違ってるのか、理想的な移行手順は何なのか調べるのが面倒でしばらく放置してしまった。iTunesも起動せず買ったCDも取り込まず、beets cliで適当に曲を流す日々が続いた。
しばらくしたらAIエージェントが普及したので、移行前のiTunesライブラリと見比べつつの修正を頼んだ。だいぶいい感じになった。そのままNavidromeのホスティング設定もやってもらって、自分専用のWebアプリも作ってもらった。AIさまさまだ。

というわけで最終的にXLD (CDのリッピング) + beets + Navidrome + 自前のWebアプリという構成になった。Navidromeは自宅のMacでホストし、Tailscale 経由で外出先のスマホからも聞けるようにしている。快適!ちなみに音質のことは特に考えてない。正直あんま分かんないし、ちゃんと良い音で聞きたい時は自宅で元音源を再生すればいい。

音楽プレイヤーのPC画面のスクリーンショット
UIはPC向けにはiTunes風、スマホ向けにはiPod風でよろしくと言って作ってもらった。
作ってもらって思ったけど、カラムブラウザだけじゃなく、やっぱクリックホイールって素晴らしいよね。iPod以外にもMP3プレイヤーって色々あったけど、クリックホイールを備えるiPodが一番なんだ、ずっと回し続けられて動作に無駄がない、〜〜はいちいち指を離して上から下に戻さなきゃいけないんだぞ。って価格コムの掲示板でどこかの誰かが言っていた。スマホでは指を離して戻すのが当たり前になっちゃったね。そんな大量にスワイプさせる作りがそもそも間違っている!みたいな話なんだろうけど、大量に移動しながら探索するUIもやっぱり欲しいよ。
音楽プレイヤーのスマホ画面のスクリーンショット

2年ぐらいCDやBandcampで買った音源の取り込みを止めちゃってたので、少しずつ取り込んで聞いている。楽しい。機能とか見た目もバーッと作らせたままなので少しずつ自分好みに調整していきたい。